今回は「MoonBoard」の登り方を分かりやすく解説していきます。
外岩に強くなりたい人や世界と戦いたい!!という方は必見です!!
「MoonBoard」とはイギリス出身のクライマー「ベン・ムーン」が考案した
決まった角度(130°/115°)・ホールドの種類・ホールドの間隔(20cm)で構成された
世界共通のボルダリングウォールです。
現在では世界中のクライミングジム1000ヶ所以上に設置され、
そのボードの中で様々な課題が作られており世界中のクライマーと同じ課題を登れます。
ホールドの特徴はいわゆるガバホールドはなく、カチ・スローパー・ピンチ系のホールドに分かれます。
ですので、初心者の方というより中級者以上の方のトレーニングにおすすめです。
特に外岩を登る!!という方は是非一度トライしていただきたいです。
ホームページはこちらにありますので、チェックしてみてください。
MoonBoardの壁はホールドの種類や、足場などが分かれていますので画像で説明していきます。
下の2段の10個の黄色いホールドは「kickboard footholds」と呼ばれ、足専用で、自由にどのホールドを使ってもよいです。
そして、傾斜のある壁に付いているホールドは「HANDHOLDS」と呼ばれ、色が分かれていますよね?
これはホールドセットごとに5種類に分かれています。
全てのセットがついているジムもあれば、一部のセットが無いジムもあるかもしれません。
金銭的な配慮かもしれません。
アプリでは特定のホールドセットだけで構成された課題で検索することもできます。
アプリがない人や、課題を作りたい人の目印になるのが左側の数字(1~18)と上側のアルファベット(A~K)です。
これでホールドの位置を表します。
左の黄緑色の壁が115度、右の青色の壁が130度です。角度は違いますが、ホールドのセットは全て同じです。
基本的には普通のボルダリングと同じで、指定されたホールドからスタートし、ゴールホールドを2秒保持すればOKです。
グレーディングはVグレードもしくはフレンチグレードで、表記されています。
MoonBoardならではのルールの1つ目として、スタートホールドは下から6段目以下に設定しなければなりません。
足限定のルールは4種類に分かれます。
1)Feet follow hands
2)Feet follow hands + Screw-on footholds
3)Screw-ons only
4)Footless(kick-board footholds are allowed for the start)
1)の場合、手で使うホールドとkickboard footholdsだけで登ります。
最初の写真で言うとLEDが光っている上側のホールドと下2段の10個の黄色いホールドだけを使うことができます。
2)の場合、1)に加えて「Screw-on footholds」が使えます。
「 the MoonBoard Masters 2017 setup 」以降の壁に導入された足専用のビスホールドセットです。こちらは写真にはありません。
購入はこちらのサイトから。このように設置されている小さいホールドがあれば、2)のタイプの課題が登れます。
3)の場合、先ほど説明した「Screw-on footholds」だけしか使えません。
もちろん「kickboard footholds」は使えます。
4)はキャンパシング課題です。「kickboard footholds」のみスタート時に使えます。
登り方はアプリで確認でき、課題ごとに明記されています。
これだけ知っていれば皆さんもMoonBoardが登れます!!ぜひ近くのジムにあれば挑戦してみてください!!
こちらの記事でMoonBoardアプリの使い方も解説しています。
ぜひ、チェックしてみてください!!
ムーンボードはシビアなホールドが多めです。
手が滑って困っている方はこちらを試してはいかがでしょうか?
チョークの下地としても、チョークとしても使えます。
ぬめり手クライマーにオススメです!!
記事一覧へ