全国のクライミングエリアを紹介するシリーズ第1弾!!
今回は管理者が北海道で最も通った「アヨロボルダー」です!!
アヨロボルダーは北海道登別市にある海岸のクライミングエリアです。
北海道登別市の登別漁港を過ぎたあたりにある海岸のクライミングエリアです。
昔は登別港北エリアと南エリアに分かれていたそうですが、南エリアは現在登攀禁止となっています。
岩質は安山岩で、スラブ~垂壁~薄被り課題がほとんどです。
ポケットやカチが多く、足の乗り込みが重要な課題が多いです。
本数はそれほどですが、簡単なラインから4段まで課題があります。
エリアの課題情報など詳細な情報はこちらのページを参照ください。
アヨロボルダーの最大の特徴は北海道で冬に登れる唯一のエリアという点です!!
シーズンは10月~4月で、11・12月あたりが状態は最も良いです。
北海道で唯一冬に登れるといいましたが、1~3月に登るにはそれなりの覚悟は必要です!
寒いときは-5℃くらいまで下がりますし、決して快適ではないです。
それでも、冬に登れる岩を求めてクライマーが集まります。
逆に夏はかなり暑く、状態はよくありません。
エリアの中間部には「あの世への入り口」と呼ばれるアイヌ民族伝承の穴があります。
アイヌ語ではアフンルパロと呼ばれています。
ここはアイヌの聖地とされていますので登らないでください!!
アフンルパロ
古くはトップロープで登られていた課題もあるそうですが、現在はボルダーで登られているものがほとんどです。
海岸近くのため、岩に塩が付着することが多く、ブラッシングが重要です。
また、日当たりもよいので、岩肌が濡れていたとしてもすぐに乾く可能性があるので諦めずに待つのもありかも!
ランディングは砂地でフラットなので安全です。
課題によっては上部を迂回して戻ってくるものもありますが、クライムダウンも簡単なものが多いです。
岩というより岩壁に近いので、ラインが交錯するのもあります。
登られなくなったラインや未踏のラインもあり、まだまだ課題は増えると思います!!
アヨロの看板課題と言ったら何といっても「ぬりかべ(1級)」です!
悪いポケット両手でスタートする指の強さが試される課題です。
足ホールドが悪く、シビアな立ちこみを要求されます。
ぬりかべ
筆者がおすすめする課題は、チイサイダー(2級)です。
3級にしては厳しめのマントルが面白く(低いので安心)、
上部は打って変わって繊細な足と下の岩が恐怖感を感じさせる課題です。
2段階でクライマーを苦しめてきます。
ぜひ、トライしてみてください!!
チイサイダー
登別といえば温泉!!
登別温泉も近く、お隣の白老町にもたくさんあります。
真冬の冷えた体を温めるには温泉が一番です!!
アヨロ温泉は近くて、値段も安くおススメです!
グルメでは白老町の白老牛も有名です。
白老牛をパテにしたハンバーガーもかなり美味しいです。
たくさんのお店があるので味比べをするのもいいかもです!!
北海道で冬にも登れるエリアとして有名なアヨロボルダーについて紹介してきました。
冬に登りに来る方は防寒対策をしっかりしてきてください!!
登別は観光地も多く、2020年4月にはウポポイという国立アイヌ民族博物館も開園されます。
北海道で観光と登りどちらも楽しみたい!!という方も十分に楽しめるエリアなのではないでしょうか?
ぜひ、興味のある方は登りに来てください!!
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